男×男!?
洋和and榛遣
「おはようございます」
「あぁ…はょ」
この光景を何年間待ち続けてたんだろう
目の前には慎がいる。
「洋和ぅー。何時まで寝れる?」
「そんな時間ありません」
そんな事を言ってもこの人はソファーで寝転ぶ。
「? どうしたんですか??
寝不足みたいですが…」
「寝不足。つーか敬語」
「ぁ、うん」
2人のときには敬語は使わないでいい。
そんな約束がされている。
小さいときから。
「また神崎さん??」
「う"-ん…。まぁ自業自得??」
「??」
「あ、橋本呼ばないと」
ここの部屋は簡単に言えば2人の物だ。
俺は慎の下について右腕みたいなポジションだ。
自分も仕事をしているけど、
何だか癖で上の人の世話をしてしまう。
たとえば、さっきの慎の独り言を、
俺が実行しようとしている。