男×男!?
「お酒買ってきたけど
ビールとチュウハイ飲める??」
「ぁ、今日は車なんで…」
本当は嘘だ。
慎の車で来たから車を運転する事は無い。
でもアルコールを入れたら、
明日の仕事の効率が悪くなるから
平日には飲まない事にしている。
「いいよ。
今は仕事の事考えんな」
「………はい。
……じゃぁ…ビール一缶いただきます」
「はいはーい♪」
神崎さんは何だか嬉しそうな顔をして、
キッチンの方向に歩いて行った。
「洋和なに食いたい?」
「自分で作ります」
「え?
洋和くん作れるの??」
「まぁ悠ちゃんよりは美味いな」
「神楽酷ッ!!」
「一応調理師免許は持っています」
「!?」
「俺も持ってる」
この人たちはいつの間にそんな免許を
取ったんだろう―…;;
「そんなに腹減ってないから
お茶漬けでいいか」
そんな事を言って洋和くんは
神楽の冷蔵庫の中をゴソゴソと漁った。
椅子を持って来て、
洋和くんの料理をしている所を
眺めていて十数分――……。
「これはお茶漬けなの…;;」
そこには、
具もお茶も何だか綺麗に盛り付けてる
“高級感のあるお茶漬け”
があった。
「「お茶漬けでしょ(です)」」
何なんだろう、
この2人は―――;;