男×男!?
こんな風に笑える感じなのが、
久しぶりで楽しかった。
そのまま肇は寝てたけど、
もぅ少しで酔った由羅は
肇に冷水や熱湯を掛けそうになっていた。
洋和くんと神楽とあたしは、
寝室に行って
空いている掛け布団を捜してた。
隣の部屋では竜喜と由羅の声が聞える。
佐伯は明日も仕事があるから
今はシャワーを浴びてる。
サクラは強いけど
あんまり飲まないみたいで、
少しずつ飲んでいて、
意識がはっきりしていた。
掛け布団を全部出して、
飲みすぎて死んでいる
肇に布団と枕を使わせて寝かせた。
神楽も洋和くんも、
明日は仕事だから早めに
寝ないといけないのに
今も2人ともピンピンしている。
「神楽風呂入らないのか?」
「まだ佐伯入ってるでしょ?
洋和、今日泊まってけよ」
「でも服も無いし場所も無いでしょ」
「いいから泊まってけ」
「でも神崎さんも泊まってくんだろ」
「いいって言ってるだろ
部屋も空いてるから」
「………;;」
何だか今日泊まるのが悪い気がしてきたぞ;;
「なぁ神楽、あたし今日やっぱ泊まら――…」
「「それはダメ」」
神楽と洋和くんに止められて
あたしは黙り込んだ。
「先風呂入るからその時着替え取ってこいよ」
「わかった」
洋和くんは家から出て、
神楽に車の鍵を借りて服を取りに行った。