男×男!?




「悠ちゃん…?」

「ごめん…」

「……。」

それから数分間、あたし達は何も言わなかったし何もしなかった。






「あっごめっ…」

今の態勢を思い出して神楽の両肩を押した。

「悠ちゃん…」

「ぇ…」

視界が暗くなった。


唇に柔らかい感触がした。



「なっ///」



神楽を思いっきり押した。
あんな酷い―…。


「ひ、ど…」


神楽を見ても何も感じていないのかいつもと同じ感じだった。

顔以外は。


顔は冷たくて、自分が悪い事をしているように思えた。

呆れてる。
とか、
何だかわかんないけど……

とにかく冷たくて恐い顔だった。




「……」

「……」

「…………悪かった…」

神楽はあたしの頭に大きな掌をぽんっと置いて自ら部屋から出て行った。





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