男×男!?
「っ///」
昨日の事を思い出して一気に顔が熱くなった。
「もしかして悠ちゃん昨日俺がキスしたとでも思ってる?」
「は?」
違うのか?
「………違うのかよ…」
「違う違う。あれは指。さすがの俺でも男にはしないよ」
「……………ぅそ…」
「ホント。今回は本当♪」
「本当に本当に本当だろうなぁ」
「本当に本当に本当に本当」
「……」
ペタンと座り、あたしと神楽の目線が一緒になった。
「アレやったらいつもの悠ちゃんになると思ってたんだけど、変な方向に行っちゃってね」
そぅ言って神楽は初めて見る顔を見せた。
苦笑いをして目を細めて赤い唇から少しだけ白い歯を見せた。
「………どうした神楽?」
「悠ちゃんが昨日酷いって言ったからショック受けてんの」
何て言いながら神楽は乙女チックな泣き真似をした。
「確かに「酷…」とは言ったが……最後に“い”を付けた覚えは無い…///」