男×男!?




家に帰るとベッドに飛び込みため息をした。

部屋は前に神楽が来たときよりすっきりして、少し男っぽくなった。



下に降りて何か食べ物がないか探っていたら携帯が鳴った。

【着信 変態神楽】


「あ、神楽だ」

「神楽くん!?」

いきなり凄い反応をする母さん。

「どうしたの;;」

「いやぁアンタいい男見つけたね!!」

「はぁああ!!??」

「あれ?彼氏じゃないの??」

「誰があんな変態っ!!」



母さんを無視って電話に出た。



「はい…」

『誰が変態だって?』

「ぎゃゃぁぁああぁっっ!!!!」

『……。』

「ご、ごめん;;」

『教えないよ?』

「すみませんっ;;」

『まぁいいや。神崎が出るの遅いからもぅ家着いたんだけど』

「じゃぁ今から開けるっ」

だから聞かれてたんだ;;





ガチャ…


「お邪魔します」

玄関にはラフな服を着た神楽。
その姿にちょっとだけドキッとした。


「出るの遅くて悪かったな…///」

「あぁうん。はい」

「へ?」

よそ見をしていたあたしは神楽の手元を見た。

「アイス。買ってきたから冷やしといて」

「あ、…あぁ……」


何だか意外だった。





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