男×男!?




「ん、多くないか?」

少なくとも3つはある。


「あぁ5個あるから」

「?何で…」

「神崎家のと俺の」

「何で家族の人数……」

「外に名前書いてんじゃん」

「あぁそーか……」



玄関に神楽をほっといて、あたしはアイスを冷蔵庫に入れにキッチンに行った。
乱暴に袋ごと冷凍庫に入れると母さんに怒られた。

「何それ…」

「アイス。神楽が買ってきたんだって」

「本当!?」
「神楽くんありがとうねー」

「いえ」

出た。
偽物神楽;;




部屋に上がると神楽は前と同じように部屋を見渡した。

「何だよ」

「……男っぽくなったね;;」

「まぁな;;」

「椅子無いの?」

「あぁごめん今借りてくる」


隣の亮介の部屋に入り椅子を借りた。

「誰か来てんの?」

「あぁ神楽」

「見に行こっ」

「あっおい!!」


興味本意で行ったら危ないぞ;;
アイツは変態だしな;;

亮介はすぐに帰ってきた。

「?」

「めっっっちゃくちゃかっこいいじゃんっ!!!!」

「あぁ…まぁなぁ;;」

“顔”だけはな;;





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