男×男!?




興奮した亮介を部屋に戻してあたしは自分の部屋に戻った。


「さっきの弟くん?」

「あぁ」

「似てるね」

「そうか?今までそんな事言われた事無いが…」

「2人ともおもしろい」

「……。」
「そんな所に座ってないで椅子持って来たから座れ」

「ありがとね」

「っ///」
「触るなっ///」

頭を撫でられてゾクッとした。
神楽はそんな事も知らずにあたしが持って来た椅子に座った。




「で、何がわかんないの」

「数学Aと理科の組成式」

「あぁ理数系無理なんだ」

「中学ではそんな事なかったのに高校入って落ちた」

「へー」

と言いながら腕まくりをし始める神楽。


「何で神楽がそんなに気合い入れてんだよ」

「だって頭悪そうじゃん」

「っ///うるさいっ!!!!」



そんなあたしに神楽はいつも通り、ニヤッと笑う。
それが今では凄い腹立たしい。





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