男×男!?
「バニラちょっとちょうだい」
「えっあっ」
神楽はあたしの返事無しでカップにスプーンを突き刺した。
「うまっ」
「神崎も食っていいよ」
「えっ///」
あたしは神楽がまだ口にしていない所を少しだけ食べた。
「おいし」
「もぅちょっとちょうだい」
「うん」
何だか今の神楽ってかわいいかも―…
頭が痛くなったのか神楽は顔をしかめてカップをおでこに当てた。
「食わねぇの?」
「えっ」
神楽の方を見たらいつもより前髪が長く見えて、色気のある目をなんだか強調しついて、なんだかドキッとした。
「アイス」
「え…」
「溶けるよ」
「あっうんっ///」
アイスを口の中に入れると、バニラの濃厚な味が広がって美味しい。
「神崎…」
「ん?」
「ぇ、ちょっ…///」