男×男!?
「はぁ~…疲れた…」
ベッドにバタンッと倒れこんだ。
「お疲れ(笑)」
あたしと一緒に神楽も立ち上がった気がするけど、それは座り直すためで、神楽は背もたれのほうを前に座り直した。
ベッドからちょっと足が出るのは最近の悩みだな;;
「なぁ…」
神楽が話し掛けるからあたしは仰向けで顔だけ神楽の方向に向けていたのを、体全体を神楽のいる方向に向けた。
「ん?」
「やっぱ止めた」
「なにそれっ」
「別に」
「気になるじゃん!!」
「いいの」
っと言って椅子から立って近づいてきた。
「?」
「いいのぉ~」
「うぅうぅうぅ~」
あたしのほっぺを摘んでそのまま揺らすからあたしは変な声を出してしまう。
「あはっおもしれっ」
「やぁめぇ~」
と言うとパッと手を離し、声を殺して腹を抑えて笑った。
「なっ///」
「本当っ飽きねぇよ」
「へ?」
「何でもない」
そぅ言って神楽は立ち上がって
「じゃぁな」
と言って自分の鞄を持ってドアノブを掴んだ。
「ぁ…あ、あぁ……」
帰るとき、神楽が笑った気がした。