男×男!?
「………ん。どうしたんだよサクラ。おいでよ」
いつもはみんなで話しているとき、サクラは普通にいるのに今日は不自然なほどに隠れていた。
「ん?」
サクラと目がずっと合っているのに何も話そうとしない。
何なんだ。
「ぁたし…おっ、男の人…苦手・・で……」
なーんだ。
そんな事か。
「大丈夫だってサクラ。中身はあたしなんだからいきなり襲ったりしないって!!」
そぅ言って近づき、頭を優しく撫でるとサクラは赤面し、身を小さくした。
「ん?」
「なっ何でも…なぃ…///」
「やっぱサクラはかわいいなぁ」
笑いながら言った。
本当に思ったことを言ったまでだ。
だって本当にサクラはかわいいんだ。体は小さくて気弱で、守ってやりたくなる。
「なっ///」
「何だかこぉ~~…。…ぎゅっとしたくなるような…」
何て表現したらいいのだろうか;;
「「「「「なっ…///」」」」」
「へ?」
「ぃや…何でもなぃ…///」
今日に限って何でみんなこんなに変なんだ??
「ねぇ悠ぅー……」
「ん?」
ちょっとモジモジしながら、声をかけてきたのに何も言わない事に少しイライラしながら待っていた。
「あのね…?」
さっきからそればっかりだ。
「うん…」
頼む。
早く言ってくれ。