男×男!?




「ねぇ僕ー紙ってこれのことかなぁ??」

「それぇっ!!」

エリが男の子の持っていた紙を渡して笑顔でこっちに来た。



「かわいいよね」

「確かに」

「あんな弟がいたらいいのになぁ~」

「エリは兄弟いないの?」

「いるよ?兄貴のほうだけど。すっっっごい生意気!!」

「ははっ」

「誰が生意気だって??」
バコンッ

「!?」

凄い音を出したエリの頭を見た。
その後に立っている目付きの恐い人。

「っっ;;」


「淳(アツシ)っ!!」

「淳様だろ」

様!?

「ほれ弁当」

「あ";;」

「はっお礼しな」

「へぇへぇありがとうございましたぁー」

「あぁ」

「ははっ悠走るよっ」

「えっあ、あぁっ」

恐い人だけどいいな…。
この人。
だって…ちゃんと最後には2人とも笑ってるから。



走って学校まで行った。
エリは息切れをしていたけど、笑っていた。





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