男×男!?
そっか…。
あいつら…神楽と同じ高校だった…。
来るんじゃなかった。
「あー暑ぃー」
「なぁ蔵井。水持って来てー」
「嫌だよ。それに次誘導係りでしょ??」
「んじゃ俺が取りに行くから蔵井が誘導係りしてよ」
「ヤダ」
「じゃぁ取ってきてよ」
……。
相変わらず…。
ふざけた野郎でイライラする…。
目の前にいるのは、この前あった同中の奴ら3人。
あいつらは本当に嫌いだ。
「…。」
あいつらから逃げるように忍足で後に下がる。
ドンッ
「わっごめんっ……って神楽かよ」
「酷いなぁ」
「行かないの?本部…」
「行くけど…」
チラッとあいつらを見ると神楽はわかったのか、あたしの手首を引っ張って遠回りに案内してくれた。
「本部そこだから」
「ありがと」
「あ、悠も出るの!?」
「サクラ!!サクラも出るのか!?」
「うんっ同中の友達に誘われて」
「そっか。佐伯は?」
そぅ言うとサクラは赤面してごにょごにょ言っていた。
「?」
「ほら、受け付け早くしないと出来ないよ?」
後から聞えた神楽の声に気付いて走って受け付けに行った。