花火
『たっくん、実家はどう?私も実家について、今船場から海を眺めてるとこだよ』
春香からのメールだった。早速返事を返した。
『実家は相変わらず賑やかだよ。俺も今ベランダから星を見てるよ』
日が暮れたにも関わらず、どこからか蝉の鳴き声が聞こえてきた。蝉だけは全国どこに行っても同じなんだな。
「お兄ちゃん、開けるよ」
返事を待たずに、莉那は勝手にドアを開けた。
「開けて良いって言ったか?」
振り向きながら文句を言った。
「お父さんが、酒飲むか、だって」
人の質問は一切無視だ。
「たまには付き合ってやるか」
携帯電話を手に取り立ち上がった。
春香からのメールだった。早速返事を返した。
『実家は相変わらず賑やかだよ。俺も今ベランダから星を見てるよ』
日が暮れたにも関わらず、どこからか蝉の鳴き声が聞こえてきた。蝉だけは全国どこに行っても同じなんだな。
「お兄ちゃん、開けるよ」
返事を待たずに、莉那は勝手にドアを開けた。
「開けて良いって言ったか?」
振り向きながら文句を言った。
「お父さんが、酒飲むか、だって」
人の質問は一切無視だ。
「たまには付き合ってやるか」
携帯電話を手に取り立ち上がった。