花火
お会計をしようと伝票を取った時、いくら?と聞かれ、ここは払うからお金はいいよ、そう言ったのだが、譲らない。
「ダ~メ。傘立てもプレゼントしてもらったし、こうゆうことは最初が肝心なんだから、ちゃんと半分は払います」
こういう一本芯の通った考え方が出来るとこに、一層魅力を感じた。しかも次を意識した言葉。本当はその気持で十分だったが、春香の意志を尊重し、有り難く半分をいただいた。
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