不幸パラソル
あ〜あ暇になっちゃったなぁ

家に帰り化粧を落とし部屋着に着替えると、誰もいない部屋に私の声が響きわたる。

なーんで私っていつもこうなんだろうね…誰に言うでもなく。
ただ一人そう呟いた

何をするでもなく寝転がり天井を見上げてみる。

しばらくぼーっとしていたら、またあの陽気な着信音が鳴り響いた。

彼氏の遠山さんからだった。けだるい気持ちを押し殺し、もしもしとだけ呟いた。

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