秘密
「雪桜ちゃんも愛ちゃんも可愛いねー」



海斗君が近寄って来てあたしの肩を触った



ビクッとして体が硬直する



「ホント、かわいーね」



横から淳也がそれを邪魔してくれて


手が肩から離れていった




ほっとしたのも束の間


耳元で囁かれる



「なんで、この水着着てんだよ?」


『だって・・・これがよかったんだもん』




ひそひそ声の口論


「だからって・・・あぁぁ!」




頭を抱えて悩む淳也



どうしてそこまで気にするの?



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