秘密
『海斗・・・・君?』



「ね、あっち行かない?」




あたしの答えも聞かないで海斗君はあたしの手をひいて



海辺に移動した






みんながいるところとそんなに距離はないのに



海辺は静かに感じられた






「ごめんね、びっくりした?」


『う・・ん』



「雪桜ちゃん、僕が前に言ったこと覚えてる?」






前・・・?


なんだろう?




『なんのこと?』


「ひどいなぁ。僕が雪桜ちゃんのこと好きだってこと」





あ・・・思い出した


でも、好きなんていってなかった・・・
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