秘密


『海斗さーん!!』



僕の名前を呼ぶ声



「愛ちゃん・・・」






一生懸命追ってきてくれたのだろうか



息があがっている



『あのッ、これ』



そういって渡されたのは、かつて僕が雪桜ちゃんに似合うと思って買った指輪



どうやら、あの家に忘れていたらしい




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