~警告~
「あっ!そうだ…これ。優子に見せようと思って…」

黒いエナメルの鞄の中から、夕方届いた、DVDの手紙を見せた。


「何これ!うそでしょ?」

みるみるうちに優子の顔色が変わるのを、私は見逃さなかった。


「何?どうしたの?」



「これ…どうしたの?」

「ここに来る前に届いたの…」

「そう…」


黙って警告文に目を通して、何かを考えてるようだった。


「ごめん。時間だから行くね。楽しかったよ。」

「ちょっ!優子!何それ。」

引き止める声を無視し、強引に優子は一万円をテーブルに置きこの場所から去って行った。


変な優子…


ただ優子は帰り際に、こんな事を漏らしていた。




--…3日間は絶対開けてはいけない…






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