Secret 先生
でもコイツは全然余裕な顔で
一人焦ってる私・・
正直悔しかった。
「由依子はやっぱり黒だよね-?」
涼子ちゃんが黒の水着を私にかざす。
「んなの似合わねぇよ」
コイツは意地悪な顔して笑った。
そんなコイツを睨む。
「フリルのほうが似合うんじゃね?」
ピンクの水着を早紀ちゃんからとって私にかざす。
コイツの手が近くて
ドキッとしてしまう。。
「胸無いのカバーできんだろ?」
「は?」
かぁっと顔が熱くなる。
一瞬でもドキッてした自分が馬鹿みたい。
そんなこと言わなくたて・・
「ちょっと・・」
「じゅん?」
私がコイツに言いかけた時
誰かの声と重なって、
コイツは私にかざしてた水着をサッと早紀ちゃんに押し付けたから
"じゅん"は私の目の前にいる人だって感じた。