Secret 先生



「・・・つまんない奴」



そう言ってコイツは身体を放した。



私の反応は揺るがない。



あのまま襲われてても冷静だっただろう。


こうして襲われないことに理由も捜さない。



私がどうされようと、どうでもいいんだ。



自身のことすら面倒臭いだけだもの。




「いつまで天井見つめてんの?」



いつの間にかベッドから下りて
何もなかったように平然と私を見下すヤツ。



見下す目が色っぽい。



思わず見つめてしまった。



そんな私に気づいてニヤッと笑った。



「見つめんな、照れる」



私をからかう。
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