恋愛スキル
24才の浅利先生は、他の先生に比べたらベテランではないけれど、私達目線で考えてくれる先生は、みんなの人気者になった。
みんなに好かれようとか、そんな事全く考えてなくて、独特の雰囲気がまわりをそうさせている。
「郁斗~ッ!」
「誰だ~?俺を呼び捨てにしたヤツは?俺をそう呼んでイイのは彼女だけだぞ!」
浅利先生は笑いながら廊下を歩く。
そっか……
考えてもみなかったけど、彼女いるかもしれないんだ。
そんな話聞いた事ないけど……
でも、あんな素敵な人なんだもん。
いない方が不自然だよね……。