恋愛スキル



本当は言いたい事が沢山ある。




…どうして私を見てくれないんだろう…



信じてくれないんだろう…


私はいつでもお母さんの為に頑張っているのに…

頑張って来たのに…


いつまでたっても私は…



親にさえ認めて貰えない。




お母さん…


あなたはそんなに世間の目が気になりますか?


私よりも…


あなたの子供よりも、大切ですか?



私は声を必死で殺しながら泣いていた。


熱い瞳からはとめどなく涙が流れだし、枕にシミをつけていく。




こんな私でも

小さな頃に何回か、言い返した事がある。




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