木蓮の涙
この夢を見た朝は切なさに
締め付けられ一日何もする気が起きない
藤に小言を言われても
どうしようもない…
**********
「いったい何なんだ
あ~胸がムカムカする」
いっこうに起きあがる気配のない
家主に藤はイライラしていた
「何か変な物でも
召されましたか?」
「相変わらず藤の言葉には
ユーモアがないね~」
燈夜はからかう様に言った
「・・・・」
背中を向けていても
伝わる藤の怒りのオーラに
さすがの燈夜もこれ以上は
まずいと感じ
「あ~ちょっと息抜き…」
慌てて部屋を抜け出した
そう、こんな時はあの場所が
一番落ち着く
すでに足はそこへと向かっていた
締め付けられ一日何もする気が起きない
藤に小言を言われても
どうしようもない…
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「いったい何なんだ
あ~胸がムカムカする」
いっこうに起きあがる気配のない
家主に藤はイライラしていた
「何か変な物でも
召されましたか?」
「相変わらず藤の言葉には
ユーモアがないね~」
燈夜はからかう様に言った
「・・・・」
背中を向けていても
伝わる藤の怒りのオーラに
さすがの燈夜もこれ以上は
まずいと感じ
「あ~ちょっと息抜き…」
慌てて部屋を抜け出した
そう、こんな時はあの場所が
一番落ち着く
すでに足はそこへと向かっていた