imitation love
すぐに自宅へと戻り2曲の歌詞を仕上げた。


「アルバムのギター作らなきゃ」



アルバム用のギター録りが明日に迫っていたので今日貰った録音したものを聞きながらギターソロを考えていた。


「うーん。結構難しい・・・。」



小言を言いつつもギターを触りながらもソロを作っていた。



「そうだ。あの2曲のアレンジを考えなきゃ」



その後も徹夜の作業が続き気づけば朝になっていた。



「いいや。シャワー浴びて行こう」


ギターをケースにしまってシャワーを浴びた。浴び終わると千里からのメールに気づいた。



<あいつ、お前の事が頭から離れないってよ。>



あいつとは多分博子ちゃんの事。それに千里からのメールが来るのは滅多にはない。寧ろ珍しい。気持ちは嬉しいけど・・・。千里にはこう返信しといた。



<博子ちゃんに言っといて。「その気持ちだけで十分だよ。」って。まだしばらくバンドに専念したいし気持ちに余裕ができたらまたゆっくりしたいし。色々報告もあるし。そいじゃ。>




髪を乾かしすぐにギターを持ってスタジオへと足を進めた。

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