imitation love
はるちゃんがそういえばみんなは頷いていた。


「じゃ、残りのパートはみんなにお任せします。」


あたしははにかみながら言った。


「それと、作詞したやつなんだけど・・・。恥ずかしい。こっちが2曲目でこっちが最後。どうかな?」



みんなの顔をやや気にしながらも喋った。



「これ、いい歌詞だよ。ジャズっぽい曲にハマる歌詞だし鍵盤にもね。」



はるちゃんが笑顔で言う。



「なんか言葉の並び方が純の独特だしすごく面白い。それに早くレコーディングしたいなぁ。」



薫ちゃんが言った。



「じゃ、それで行きますか。」



はるちゃん達は残りの曲について話し合いらしく、薫はレコーディングで優貴ちゃんは音作りでそれぞれバラけた。



無事に録り終えたらはるちゃんに呼び出された。



「どうしたの?」



「あのね、みんなでねこの純ちゃん作詞・作曲の2曲を両A面にして出そうって。」



「ふぇ?!なんで??」



思わず目を丸くしてしまった。
< 21 / 42 >

この作品をシェア

pagetop