imitation love
いつも観るネオン。そしてギラギラしている。そこに入ればあたいはサングラスを掛けた。眩しいのは嫌いだ。ましてやこんなところなど。


「千里。」


「お~。どうした?翔也?」


「ああ。博子ちゃんもね。彼女に重要な話がある。いつもの場所っつといて。」


千里はすぐに呼びに向かった。


「純。おいで。」


千里はいつもの場所へと向かって行った。


「やあ。珍しいものだ。」


翔也さんはそう言った。


「実は次に出すシングルについて。実は2曲しかも両A面シングル。それだからPVも2個撮影するんだよね。それで博子ちゃんとこのバーを貸して欲しいんだ。」


「ほう。またとんでもない話を。」


千里がドアにもたれてタバコをすい始める。


「でも、一体どうしたいの?」


「最初というかある曲は博子ちゃんメイン。もう1つは博子ちゃんがこのバーで歌っているというのにしたいんだよね。んで所々にメンバーがいるみたいな。」


「それ、僕はいいかな。ただ千里がね。」



「お前も一つはお前も出ろよ?」



「はぁ?!俺も?!聞いてない!」



「だって今言ったし。博子ちゃんはどう?」



彼女(彼)は少し考えていた。
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