imitation love
翌日、俺は純さんに呼ばれていた。ソロについての事らしい。



「ソロのテーマっていうのは二面性かな?この写真みたいな」



写真には花魁のように着物を着こなす純さんと軍服を着ている純さんだった。



「USUALLでは男前というかそんな感じを押し出したけど、ソロはこの花魁みたいな感じにしたいなって」



俺は親身になって聞いていた。



「今日は撮影とかあるし、写真もいくつかあるから好きなだけ持って帰ってもらってもいいよ。あとは博に全部任せた!撮影スタジオは隣だから見といてね。」



純さんは笑顔でメイクルームへと消えた。今日はUSUALLと男性バンドとの合同での撮影だ。



俺は「純さんのスタッフ」って事になっている。これからそうなる訳だけども。



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