不良的にキッス♪
んーーー
コンコン
悩んだあげく、ノックしたあたし
ちょっとたつと
「稜?」
そう言って眠そうな
晴さんが顔を出した
「起こしちゃってごめんなさい
栗柳稜いませんか?」
「んーまだ
帰ってきてないね
最近はちゃんと帰ってきてたのに」
まだ帰ってないんだ……
じゃあどこにいるの?
「紅宇ちゃんなんかあった?」
「えっ
あっ、なにもないです
ただちょっと話があっただけなんです
明日にします
ごめんなさい、起こしちゃって
おやすみなさい」
「はーい
早く寝なよ?おやすみ」
そう言って晴さんは
あくびをひとつして
扉を閉めた。