恋する姫の1年間

「あたしはね、ピンチの時に守ってくれる人!それでモデル体型♪」

「そんな人めったにいないから。」

あたしの答えにぐちぐち文句を言っている、みるくは家から用事が出来たから帰ってきなさいと言われ、帰って行った。


みるくが帰ってから暇だったので、外に散歩に出かけた。

城を出たらすぐ町が広がっている。

いろんなところに大会のポスターが貼ってある。

いつも買っている雑誌が発売されているねを思いだし、本やさんへ向かった。

「きゃーっ!かっこいい〜」

本屋さんへ入るとあちこちから女の子の声が聞こえてくる。

女の子が集まっている方へ行ってみると……

立川ノリの写真集コーナーだった。

なーんだ、立川ノリかぁ。

確かにかっこいいけど、あんまり興味ないなぁ。

雑誌を買い終え外に出ると清水が車を用意していた。

「清水!」

「お嬢様。お迎えに参りました」

「歩きで帰れるって!」

「お誕生日パーティの時間ですので」

もう、そんな時間?

パーティでお父様達に会えないならつまんないなぁ。

パーティ服な着替え、会場に入る。

少しあいさつをするんだけど、考えてないなぁ。
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