-雪女郎- 雪月
第七夜
「雪月。」
尚五郎が帰った後、庭でたそがれていると、凪雛がやってきた。
「どうだ?」
尚五郎のことだとすぐに分かった。
最初では、客に啖呵を切って・・・
折角の時間は、碁などの勝負に費やされている事は話していない。
「ま、まぁまぁでありんす。」
「碁も将棋も和歌も学問も・・・どれ一つとしてアンタが負けるはずないでしょう?」
凪雛が悪戯に微笑みながら言った。
(バレてる・・・)
「そうではありんすけど、なんでそう思うんですか?」
雪月が、聞くと凪雛は一瞬戸惑った表情を見せたがすぐに、いつも通りの凪雛になった。
「わっちが教えたんだから、他所もんに負けるはずありんせん。」
尚五郎が帰った後、庭でたそがれていると、凪雛がやってきた。
「どうだ?」
尚五郎のことだとすぐに分かった。
最初では、客に啖呵を切って・・・
折角の時間は、碁などの勝負に費やされている事は話していない。
「ま、まぁまぁでありんす。」
「碁も将棋も和歌も学問も・・・どれ一つとしてアンタが負けるはずないでしょう?」
凪雛が悪戯に微笑みながら言った。
(バレてる・・・)
「そうではありんすけど、なんでそう思うんですか?」
雪月が、聞くと凪雛は一瞬戸惑った表情を見せたがすぐに、いつも通りの凪雛になった。
「わっちが教えたんだから、他所もんに負けるはずありんせん。」