-雪女郎- 雪月
第八夜
「尚五郎さん、最近腕上がりました?」
尚五郎は、ここ三日とあけず美楼閣へと訪れる。
「い、いや?」
「そうですかー。ワタクシの腕が落ちちゃったのかなぁ・・・」
そう考え込む雪月を、尚五郎は盗み見した。
腕が上がったというのは、本当だ。
ここ最近、尚五郎は碁に励んでいるからだ。
今度こそ雪月に勝って見せよう、と・・・
しかし、今回も碁盤を制したのは雪月だった。
「ふふふふ。尚五郎さんも、お可愛いところあるんですね。」
尚五郎は、ここ三日とあけず美楼閣へと訪れる。
「い、いや?」
「そうですかー。ワタクシの腕が落ちちゃったのかなぁ・・・」
そう考え込む雪月を、尚五郎は盗み見した。
腕が上がったというのは、本当だ。
ここ最近、尚五郎は碁に励んでいるからだ。
今度こそ雪月に勝って見せよう、と・・・
しかし、今回も碁盤を制したのは雪月だった。
「ふふふふ。尚五郎さんも、お可愛いところあるんですね。」