-雪女郎- 雪月
第九夜
「さっきからさ、ずっと雪月ちゃんの事呼んでるんだけどー。」
雪月は、ぼうっと空を見つめるだけ。
「こりゃ、ダメでありんす。」
隣の呉葉がため息をついた。
そうして、雪月の肩を掴み揺すぶった。
「あぁ・・・呉葉姐さん。」
雪月はようやく呉葉に気がついた。
「どうしたの、さっきからずっと呼んでたのに。」
「あ、すみません。そろそろ夜見世でありんすか?手伝いに行かんと・・・」
そう言って、立ち上がってその場を去りかけた。
「雪月ちゃんって、本当の性格出さないのね。」
雪月は、ぼうっと空を見つめるだけ。
「こりゃ、ダメでありんす。」
隣の呉葉がため息をついた。
そうして、雪月の肩を掴み揺すぶった。
「あぁ・・・呉葉姐さん。」
雪月はようやく呉葉に気がついた。
「どうしたの、さっきからずっと呼んでたのに。」
「あ、すみません。そろそろ夜見世でありんすか?手伝いに行かんと・・・」
そう言って、立ち上がってその場を去りかけた。
「雪月ちゃんって、本当の性格出さないのね。」