wonder love
本当は・・・

事実



あれから、私と光はよく話した。


なぜか、夜と2時間目の途中あたりしか居ない。


それも、桜の木の下だけで・・・


不思議に思ったけれど、光と一緒に居れるだけで良かった。


私の思いはまだ、伝えてない。


この関係が崩れてしまうのが怖いから。


気まずくなって、話せなくなるんなんて嫌だ。


だから、しばらくは心の中に閉まっておくんだ。


「ねぇ、光?」


「どうしたの?」


「光はさ、教室に行かないの?私と同じクラスだよね?」


「・・・行かないよ。どうせ、僕が行ったってみんなは気づいてくれないから。」


「そんなことないよ!!大丈夫だから。」


「ありがとう・・・だけど、いいよ。もう少しだけだから。」


「何が??」


「ううん。何でもない。明日、またここに来れるかな?話したいことがあるんだ。」


「うん!!もちろん、行くよ!!じゃぁ、また明日。」


「じゃぁね。」

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