wonder love
私は教室に戻った。
「美月・・・最近、おかしいよ。」
急に真友に言われた。
「おかしいって?」
「いつも、桜の木の下に行って笑ってる。まるで、誰かと話しているように・・・」
えっ!?
私は光と話してるんだよ。
光の言った通りだ。
『みんな僕に気づいてくれない・・・』
何で??
何でなの!!!!
「ねぇ、真友!!本当に私が1人で話してると思う?」
「うん・・・どうしたの?」
「そんなわけないじゃん!!何で、気づかないふりするの?光、すごく傷ついてるんだからね!!」
「光って・・・」
「私がいつもしゃべってる人!!このクラスに来れないのはみんなのせいだよ!!」
そう言って、私は教室を飛び出した。