じゃあ、死ねば?彼目線

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『死にたいよ』

彼女が囁いた。

体が震えるのが分かった。

････は?

死にたい?

何言ってんだよ?

本気じゃないよなぁ?

笑って

『何言ってんだよ。』

そう言おうと思った。

････思ってた。

彼女の瞳ぇ見るまでは････

････････

何も映さない瞳。

この瞳を

俺は知ってる。

何で････

何でそんな瞳ぇしてんだよ･･･。

嘘だよって笑えよ。

俺がいるだろ?

『じゃあ、死ねば?』

俺は言った。

その言葉の裏に

『死ぬなんて

そんな事言うなよ。』

を隠して。

･･････

それでも

何も言わない

彼女。

だったら

『殺してあげようか?』

そう言って

彼女の細い首に

手を伸ばす。

手のひらに

震えを隠しながら