■□第2ボタン□■
忘れてた・・・・・・・・・。

翔ちゃんは

コノ学校での

美少年no、1!!

あぁーーーーー!!

あたしのぉぉぉ

第2ボタン!!

群れに突っ込むも

『ぐえっ』

突き飛ばされてしまった・・・・・・。

なんなんだよぉ・・・・・。

涙ぐみながら、

その群れを

見上げたとき

翔ちゃんと

目があった・・・・・・。

その瞬間、

時が

止まったかのように・・・・・。

騒音も何も聞こえなくなって

世界は、

あたしと

翔ちゃんだけだった・・・・・・。

しかし、夢は夢・・・・・。

時は止まることなく

すすんでて、

世界は

たくさんの

人間で埋め尽くされていた。

それでも、

あたしはほしかった。

翔ちゃんの

第2ボタン。

絶対に

奪い返してみせる!!

そう思ったとき

翔ちゃんの声を

聞いた。

『そんなに欲しかったら

やるよ!!』

そういって、

ボタン、ひとつ

そらに投げた。

太陽の光があたって、

きらりと

光った。

スローモーションに

おちてくる、ボタン。

誰もが、

手を伸ばすのその中。

あたしは、

ひとり、

翔ちゃんに

引っ張られ、

駆け出した。










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