■□第2ボタン□■
ーーーーえっ

意味が分からないまま、

そのまま

校舎裏まで

連れてこられた。

息を整えながら

『まじ、

つかれた。』

そう言った・・・・。

その声にあたしは

はっ驚き

そしてさけんだ

『あぁーーー!!

第2ボタァァァン!!!!』

時すでに遅し。

今頃

そのへんの女が

getして

勝利に

ほくそえんでるんだ・・・・・・・・。

『うぅーーーー・・・・・・・』

あたしは、

蹲って悔しさに

涙した・・・・・。

『はぁ、

なんで泣くの?

そんなにボタン

ほしかったの?』

・・・・・・、

うん、

欲しかったの。

どうしても。

翔ちゃんの

証が

欲しかった。

首を縦に振る・・・・・。

『そのボタンの

持ち主本人が

目の前にいんのに』

そういって、

すこし、瞳を

濁らせる・・・・。

えっ?

『本人より、

ボタンのが

大事なわけ?』




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