■□第2ボタン□■
『はぁ、

やっと認めたな。』

そういって

笑う。

そして

少し

下向いて

言った、

赤くなりながら

でも

まっすぐに

『俺も、

好きだよ。』

その言葉が

あたしにとっては

まるで

奇跡で

世界が

ピンクに

染まった気がした

あたしは

嬉しすぎて

『もう、

離れてやんないもん』

そう言って

抱きついた。

『言われなくても

はなさねぇよ。』

あたしを

抱く腕が

少し

苦しかった。

・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・

・・・・

『あっ、

忘れてた。』

そう零して

ポケットから

取り出したのは

・・・・・・・・・

ボタン。

意味が分からず

めが点になる。

『はい、

俺の第2ボタン

ほしかったんだろ』

『もってたのぉぉぉ!?』

びっくりしすぎて

しんじられない

『うん』

『なんで、

言わなかったの!?』

『えっ、

タイミングがわかんなかったし

それに・・・・・・

なんか

悔しかったし。

俺より

ボタンの方がほしいのかなぁ

って思ったら。』

・・・・・・・・・・・・・









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