■□第2ボタン□■

『幼馴染は、

ただの友達に過ぎないんだよ。

ただ、他より

一緒にいる時間が長かった。

それだけなんだよ。

そんなの、

特別でもなんでもないよ。』

あたしの心に

深く

深く

ささった

言葉。

亜美のいうとおり

あたしと

翔ちゃんはただの幼馴染。

家がとなりということ意外

なんの接点もない。

年だってちがう。

あたしは2年

翔ちゃんは3年。

たった1歳

されど1歳。

一歳という年の違いは

大きな

大きな

壁だった・・・・・。

あたしは

ずっと

ずっと

翔ちゃんの背中だけ

追ってきた。

好きで好きで

大好きで。

でも、

振られた時はどうしようとか

そういう不安ばっか

募って、

告白を何回

しそびれただろう・・・・


・・・・・・ホント

亜美の言うとおりだよ

全部

全部

『あー!!

泣くな!!』

いつのまにか

あたしの目には

涙がたまって

頬に

一筋の痕を残していた。



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