蝶の学園
姫梨の部屋まで行った私達が見た光景は…、



引きずられるような血の後が部屋の玄関まであり、玄関に大きな血だまりができていた。



まるで泣いているように、血だまりに血が垂れていた。



そして、血だまりの上に、蝶が翔んでいた。



大樹くんが泣いていた。



「ごめん、ごめん姫梨…、お前のこと、何も…何も分かってなくてごめん…」











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