蝶の学園
「あたしよりも…守るモノが先生にはあるでしょう?」



先生は何かを察知したように、目を見開き、顔を赤く染めた。



「杏津は…強がってるけど弱いんだから…
先生が守ってあげて…
あたしの手よりも、先生の手を求めてるんだよ?」



公tは、ドアを見つめた。



「だからあたしは、寮に戻ります」



そういった瞬間にドアが開いた。



「じゃあ杏津、あたし寮戻るね!!」



あたしは寮に戻っていった。



それが最後のあたしの姿だった。











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