蝶の学園
足元を見ると、上履きが真っ赤に染まり、バキバキと言う音をたてている。



これが怖くてみんな叫んでたんだね。



自分が溶けていくのが怖くて、みんな叫んだんだ。



そう言って、私は床に寝転んだ。



机と椅子を器用に避けてねっころがった。



私は目を閉じて、死のうとした。



足はもう、半分までなくなっていた。



その時だった。



バンバンバンッ!!!!!!


ガタガタッ!!!!



「由井!!!!由井!!返事しろ!!!!由井ぃぃぃぃぃぃ!!!!!」











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