蝶の学園
「私今、足がないんです」



「え…?」



「呪いで足が溶けて、なくなってきてるんです」



「由…?」



「こんな血だらけで惨めな姿…先生に見せられるわけ……無いじゃないですか…っ」



あたしは上を向いて、涙をこらえていた。



もうお腹がなくなってきて、意識が朦朧としてきて、眠いやあ…。



「由井…でも…俺…」



「先生…?あたしね、もう眠いんだ」



もう限界だ。











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