蝶の学園
『ブシツヲミテモラエマセンカ?』



そう言ったのは、一羽の蝶。



いや、この声は杏津だ。



俺は、部室へ向かった。



俺の後ろや、横、前にも蝶が翔んでいた。



「はいるぞー…」



俺は、誰もいないはずの部室に声をかけ、ドアを開けた。



ガタンッ



「う…そだろ…」












< 198 / 209 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop