蝶の学園
『センセイナキスギッ!!
ジャアネ!!ツヨイセンセイニナッテネ!!』



たくさんの笑い声や声は、一瞬にして消え去り、部室はアイツラのいない悲しさで溢れていた。



そうして俺の目の前から、蝶と、ホワイトボードが消えた。



でも色紙は俺の手元に残っていた。



俺はもう一度色紙を読み返す。



大桐、邑崎、早部、牧村等からのたくさんのありがとうの言葉。



悠嘉、藻倉、小野寺、住田等からのたくさんの最高と言う言葉。



津木内、城田、香野、瀬良等からのたくさんの頑張れって言葉。



そして…



杏津からの好きって言葉。












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