蝶の学園
「「最後の声…?」」



私と杏津は顔を見合わせた。



もう二度と聞こえないのか?



安心感が胸をおおった。



よかった。



もう声は聞こえない。



でも、最後に聞こえた、



“絶対全員連れていくよ”



これが、私に絶望を与えた。



もうみんなが生きる事は、絶対ないの?











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