addiction to you~恋はココから始まる~
その時、ドアが叩かれた。
「入りなさい」
「失礼します、学園長」
「新川。如何したんですか?」
「桜、用事は終わったか?」
緑は言いました。
「はい、明日から2-Dに彼が入る事になったんです」
姫は静かに笑顔を見せた。
「そこの、白髪の奴か」
「俺は白髪じゃなくて、ちゃんと名前があんだ」
レンは言いました。
「じゃあ、言えよ」
「人に名前を聞く時は自分からだろ」
「いちいち、ムカツクな…俺は、新川 緑だ。白髪」
緑は言いました。
「緑は学園の頂点に立つ男なんですよ レン」
「こんな奴がですか?学園長」
レンは言った。
「こんなとは何だ!」
「事実を言っただけだ、俺の名は明日音 レンだ」
「女っぽい名前だな」
緑は言いました。
「女っぽくねーよッ!!″恋″じゃなくて″蓮″だってあんだろ!!」
レンは叫んだ。
「ふ~ん…」
緑は興味なさそうに言った。