addiction to you~恋はココから始まる~
もう既に、公園には自分達以外の子供はいない。
静かで不気味。
「…早く帰ろう」
子供達は家に帰る事にした。
その時、子供達に近付いてくる者達がいた。
「この中に、暁 直ちゃんはいるかな」
2~3人の男達の1人が言った。
「あたしが、スナオだよ おじちゃん」
「お母さんが交通事故に遭って、病院に運ばれたんだ!一緒に行こう」
「ママが…」
「とっても危険な状態なんだ!だから、早く」
男は言う。
「うっうん」
直は男に着いて行こうとした。
その言い方に少し不信感を抱いていた姫。
ジッと男達を見ていると、驚くべき事に気付く。
男が直の手を握ろうとした瞬間、姫はダッっと駆け出した。